フリー保育士として勤務していると、「たらい回し」のように色んなクラスに入ってしんどい!
- フリー保育士の自分は、色んなクラスに入って役に立っているの?
- どこにも必要とされていないから、色んなクラスに回されているの?
フリー保育士は、たらい回しにされているようで不安な気持ちになりやすいですよね。
保育園によっては園全体を把握するために1年目の職員にフリーで動いてもらうところもあるそうです。
新卒で初めての環境の中、覚えることがたくさんあるのにフリーとして色んなクラスに入るのはプレッシャーを感じて、疲れてしまいますよね。
私もフリー保育士として勤務したことがあります。
あなたと同じように「私は必要とされているのか」と不安に感じていました。
この記事では、「フリー保育士はたらい回し?」と不安に感じる理由と対策、フリー保育士のメリット・デメリットをお伝えします。
これを読むことで、フリー保育士として悩んでいるあなたの気持ちがきっと軽くなりますよ。
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【フリー保育士】たらい回しがしんどいと感じる理由と対策
『フリー保育士』は色んなクラスに入りますよね。
たくさんの子ども達と関わることができるのは嬉しいことですが、大変なこともたくさんありますよね。
私自身も実際に「しんどい」と感じたことがあります。
ここからは、「しんどい」と思った理由と、どのような対策をしたのかについてお伝えしますね。
どのクラスにも必要とされない時がある
職員数が多い時や、子どもの欠席者数が多い場合「保育に入らなくて大丈夫」と言われてしまうこともあります。
「必要とされていないのかな」と感じてしまうと、どうしても気持ちが落ち込んでしまいますよね。
そんな時、私は雑用に徹していました。
『雑用』と言われるとネガティブな印象を受けますが、そんなことはありません。
例えば製作準備を進めておくと、担任は準備に追われず保育に集中できます。
掃除をすれば園内がきれいになり、子どもたちや職員が快適に過ごすことができますよね。
つまり製作の準備や掃除など、雑用も大切な仕事といえるのです。
自信をもって大丈夫ですよ。
クラスによってやり方が違う
フリーは色んなクラスに入りますよね。
担任によってやり方が違うため、「それぞれのやり方に合わせるのが大変だな」と感じると思います。
やり方が異なるので、臨機応変に動かなければならないですよね。
私は【臨機応変に対応することの訓練】だと思って働きました。
例えば、担任に合わせた保育ができるように、担任それぞれの保育観や特徴をメモしました。
クラスごとにどのような対応をしたらいいのか、文字に起こすことで頭の中が整理でき、落ち着いて色んなクラスに入ることができます。
担任に比べて子どもたちとの信頼関係が薄い
担任はクラスの子ども達と一緒に過ごす時間が長いため、信頼関係を築きやすいです。
一方フリーの場合、色んなクラスに入りますよね。
そのため、信頼関係を深めることが難しいと思います。
ですが、多くの子ども達と関われるということは、その数だけ個性と向き合うことができるということ。
その分、保育スキルを向上させる良い経験になります。
フリーだと子ども達の信頼関係が薄いと考えてしまいますが、「自分の保育スキルを向上できる経験♪」と前向きに考えてみると気持ちが明るくなるかもしれませんね。
役に立っているのかわからず不安
フリーだとクラスに入る必要がないと言われてしまうときがあったり、また保育に入る場合は色んなクラスに入りますよね。
その日々が続いていくとだんだん「自分は役に立っているのかな?」と不安になると思います。
大丈夫です。あなたは役に立っていますよ。
担任はクラス全体を回さなければならないため、細かいサポートに回ることが難しいです。
その中であなたのようなフリーの職員が個々に対応してくれることで、担任はクラス全体を回すことに集中できます。
フリーの存在は担任にとって、必要不可欠なのです。
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フリー保育士として働くメリット
「フリー保育士はたらい回しにされるから大変」とネガティブな印象になりますが、もちろんメリットもあります。
実際に私は、フリーの経験ができてよかったです。
「フリー保育士をしてよかった」そう思った理由を紹介します。
幅広い年齢の保育を学べる
日によって色んなクラスに入るため、0〜5歳まで幅広い保育を学ぶことができます。
全学年を担任として経験する場合、早くても6年はかかります。
それに毎年必ず担任をもつ学年が変わるとは限らないですよね。
そう考えると、フリーで色んなクラスに入る方が短期間で幅広い年齢の保育を学べるのは大きいメリットですね。
臨機応変な動きが身につく
フリーで保育に入る場合、日によってクラスに入る学年が異なり、また担任によって保育の仕方も違います。
そのため、臨機応変に動かなければなりません。
「大変だな」と感じることも多いと思いますが、臨機応変に動ける力が身につくとどの場面でも対応できるため、保育現場において戦力的な存在になれますよ。
どのクラスにも入れる保育士は貴重♪
色々な先生や子どもと関われる
色んなクラスに入るため、たくさんの先生や子どもたちと関わることができます。
保育の仕方をそれぞれの先生から学ぶことができますし、たくさんの子どもと関わることで成長発達や特徴に気づくことができ、あなた自身のスキルアップにもつながりますよ。
園全体のことを把握しやすい
フリー保育士は、クラスのフォローだけでなく、事務作業などもおこなっていて、園全体のサポートをする役割を担っています。
そのため、園全体のことを把握しやすい立場なんですね。
1つのクラスに入っている担任だと、なかなか園全体を把握することは難しいので、この点もフリー保育士ならではのメリットですね。
フリー保育士のデメリット
ここまでフリー保育士のメリットをお伝えしてきましたが、どんなことにもメリットがあればデメリットもあります。
ここからは、私が実際に経験して感じた、フリー保育士のデメリットをご紹介します。
担任の仕事を覚えられない
フリー保育士は担任業務がないため、お便りや個人記録などの書類関係を作成する必要がありません。
持ち帰りの仕事が少ない点ではメリットになりますが、「ゆくゆくは担任をもちたい」と思っている人にとっては、担任の仕事を覚える機会がないためデメリットに感じてしまうと思います。
特定のクラスとの濃い関わりが持てない
フリー保育士は色んなクラスに入るため、たくさんの子どもたちと関わることができます。
しかし、担任のように1つのクラスで子ども達と濃い関わりをするということができないため、少し寂しさを感じてしまいます。
やりがいを感じにくい人もいる
フリー保育士は担任に比べて業務量が少なく、行事などの企画・運営なども園によっては担当しないため、担任に比べると「やりがいを感じにくい」と思うかもしれません。
私自身フリーとして働いていた時、フリーでの業務に慣れると少し物足りなさを感じていました。
書類や行事担当もなかったため、『子ども達と何かやり遂げる』達成感のようなものを感じられないのがなかったからです。
業務量の少なさをとるのか、やりがいをとるのか。難しいところですね。
辛くなったときの対処法
ここまで、フリー保育士がたらい回しにされてしんどいときの対処法や、フリー保育士のメリット・デメリットについて解説してきました。
それでも、「どうしてもフリー保育士が辛い!」「仕事がしんどい!」という場合もあると思います。
そんな時にどうしたら良いのか解説しますね。
上司・先輩に相談する
フリー保育士として働いていて辛い思いを、率直に相談してみるのも良い方法です。
同じ園で働く先輩だからそこのアドバイスももらえることでしょう。
また、どうしてもフリーという立場が合わない場合は、来年度は担任業務をさせて欲しいなど希望を伝えてみるのもありですね。
転職を検討する
フリーという仕事が合わないというよりは、園の雰囲気や人間関係が合わず辛い場合もありますよね。
そんな時は、無理に今の園で働き続ける必要はありません。
無理なく続けられる環境が一番なので、少しでも「合わない」と感じるなら、他の園への転職も検討してみると良いですよ。
きっとあなたに合う保育園が見つかります。
今の環境に留まらず、視野を広げてみてはいかがでしょうか?
あなたが今の職場が「働きにくい」と感じているなら、働く環境を変えるだけでとても楽になることがあります。
それに、あなたを大切にしてくれる園、あなたに来てほしい園は、他にきっとたくさんありますよ。
確かに、保育士の転職は勇気がいるかもしれません。
実際に入ってみるまで、細かい人間関係などわからない部分も多いのは事実です。
でも、今動かなければ、いずれ歳を取ってから選択を迫られます。
それに、「楽しくない」「辛い」と思いながら仕事に行く時間って苦痛でしかなく、本当にもったいないです。
人生は長いようで短く、やりたいことができる時間なんて限られています。
そんな貴重な時間を、辛い仕事に取られるなんて、はっきり言って時間の無駄。
どうせ辞めるなら、少しでも若いうちに早く辞める方が良いです。
1歳でも若い方が転職に有利なので希望する進路に進みやすいし、何よりあなたの大切な人生の時間を無駄にせずに済みます。
少しでも転職を考えるなら、保育士専門の転職サービスを利用しましょう。
私も転職の際に利用しましたが、無料で多くの情報を手に入れられるので自分の希望する職場を見つけるのに役立ちました♪
おかげでスムーズに転職が決まりましたよ。
保育士専門の転職サービスはあなたの味方♪
下記サービスはすべて無料で使えます。
「保育のお仕事」 なら、園の良いところだけでなく、悪いことや懸念点・リスクなども事前に詳しく教えてもらえるので、あなたに合う園に出会いやすくなりますよ♪
まとめ
この記事では、フリー保育士が「たらい回しされている?」と不安感じる理由と対策、メリット・デメリットをお伝えしました。
「たらい回しにされている」と思うと、やりがいを感じられず疲れてしまいますよね。
でも、フリー保育士は貴重な存在であり、あなたは園の役に立っています。
ただ、あなたが今の職場で辛さを感じているなら、無理をしないでくださいね。
あなたらしい働き方ができるように応援しています。
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