- 小規模保育園だと、子どもの人数が少ないから「丁寧な保育ができそう!」と実際に働いてみたら、思っていたのと違った。
- 園内が狭く、常に上司から見られているような気がして働きにくい。
小規模保育園は人数が少ない分、子どもや保護者、職員の関係性が親密になりやすいです。
しかし、距離感がかなり近く、働きにくいと感じてしまう方もいると思います。
私自身も小規模保育園で働いた経験があり、良いこともありましたが「働きにくい」と感じたこともあります。
この記事では、小規模保育園で「働きにくい」と感じているあなたにむけて、小規模保育園のメリット・デメリット、「辞めたい」と思った時の対処法をお伝えします。
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【小規模保育園】働きにくいと感じる理由は?
なぜ働きにくいと感じてしまうのでしょうか?
それには以下の理由が考えられます。
人間関係が密で難しい
小規模保育園は職員の人数が少ないため、職員同士の距離が近くなります。
職員の人数が少ないからこそ【連携が取りやすい】【自分の意見が言いやすい】など、メリットもあります。
しかし、職員間で関係が崩れてしまうと、逃げ場がなく窮屈に感じてしまいます。
「小規模保育園をやめたい」と感じる人の多くは、人間関係が理由だと言われています。
職員間でも程よい距離感は大切ですよね。
職員数が少なく休みを取りにくい
少人数の職員で保育を回しているため、休みが取りにくいのも働きづらいと感じてしまう理由の1つです。
場合によっては希望する日に休みがとれない、もしくは時間を調整してほしいと言われる場合もあるかもしれません。
また、体調不良等の突発的な欠員が出てしまうと、他の職員への負担が大きくなってしまいます。
常に体調面を気にしなければならず、それがプレッシャーに感じてしまう人もいるのではないでしょうか?
パートでも責任の重い仕事を任されやすい
少人数で保育を回しているので、正職員だけが責任の重い仕事をすると負担が大きいため、分担するためにパートも責任の重い仕事をすることがあります。
私が以前、パートで働いていた小規模保育園では、0歳児のクラス担任を持ち、誕生日会などの担当もやりました。
また、クラスだよりや個人記録などの書類作成も行い、正職員とほぼ変わらない業務をこなしていました。
そうしないと保育が回らなかったので、パートでも責任は重かったです。
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小規模保育園のメリット
小規模保育園で働く上でのメリットは下記の通りになります。
少人数保育ができる
定員が6~19名のため、少人数保育が可能になります。
小規模保育園の配置基準は下記です。
- 0歳児:子ども3人に対して職員1人
- 1・2歳児:子ども6人に対して職員1人
- 上記に加えて保育に従事する職員を1人追加
小規模保育は保育士の配置が手厚いため、子ども1人ひとりに目が届きやすく、子どもの発達や正確に合わせた丁寧な関わり方が出来ます。
運動会などの行事がないところが多い
0~2歳の乳児しかいないため、運動会などの大きな行事を行わない保育園が多く、保育に集中できるのも小規模保育園の良いところです。
行事準備が少ないため、残業や持ち帰りの仕事が少なく、保育に専念できると言えますね。
私が働いていた小規模保育園は、系列園と合同で運動会や発表会などの行事がありました。
そのため、全ての小規模保育園が運動会などの大きい行事がないとは言い切れませんが、子どもの人数は少ないので行事準備への負担はそこまで大きく感じませんでしたよ。
異年齢の縦割り保育がしやすい
小規模保育園は、少人数かつ施設もそこまで大きくないため、学年問わず子ども同士の交流が深められます。
異年齢での交流を深めることで以下のメリットが生まれます。
- 年上の子と接することで憧れを持ち、向上心が生まれる
- 年下の子と接することで思いやりの心が育つ
- 成長や発達の差が目立ちにくくなる
- 友達の幅が広がる
私が働いていた小規模保育園でも、毎日16時半以降は縦割り保育で過ごしていました。
子どもの人数が少なくなるのと、室内の掃除を回すためでもありましたが、子ども達にとっては環境が変わることで気分転換にもなっていたように感じます。
2歳児クラスの子どもは、保育園の中では最年長になるので自然と年下の子に対してお世話しようと優しく接する姿も見られ、ほっこりした気持ちで見守っていましたよ。
小規模保育園のデメリット
一方で、小規模保育園で働くデメリットもあります。
休みにくい
小規模保育園は、園児に対しての職員数は手厚いと言われていますが、職員の人数は少ないため、休みにくいのが現状です。
例えば別の職員と希望休がかぶってしまった場合、保育が回らない場合もあるので、その際はどちらかが別日に休みをずらすこともあったりします。
私自身も、別の職員と希望休がかぶってしまった経験があります。
予定が別日に変更できる内容だったので、日程を変更して休みをもらいました。
希望通りに休みが取れないのは、不満の1つになりますよね。
人間関係が合わないときつい
規模が大きい保育園であれば、その分職員の人数も多いため、合わない職員がいても上手くかわせられると思います。
しかし、小規模の場合は職員数が少なく、職員間での距離が近いのでかわすことは難しいです。
私が働いていた小規模保育園では、施設長とある正職員の意見が合わず、時にお互い意見をぶつけ合うことがあり、その時の空気がとても悪く、「保育をしにくい」と感じたことがありました。
少人数だからこそ関係性が良好でないと、のちに保育にも影響が出てしまうと思うので、人間関係はとても重要な点ですよね。
保育以外の雑務が多い
職員数が少ないため、保育以外の雑務も少ない人数で回していかなければなりません。
雑務と感じるものは人によって異なると思いますが、掃除や片付け、製作準備、書類など正職員、パート関係なく1人ひとりの業務負担は大きいです。
「辞めたい」と思ったときの対処法は?
今の保育園でずっと働き続ける必要はありませんよ。
「辞めたい」と思ったら、以下の方法をとってみましょう。
他の園の見学に行ってみる
1つの場所で働いていると視野が狭くなっていきがちです。
そんな時は、他の園の保育を見てみましょう。
「こんな保育があったんだ!」
「園の雰囲気が良いな♪」
など、見学することで様々な気づきがあります。
自分の保育観を見直すきっかけにもなり、良い刺激を受けると思いますよ。
転職する
「職場が合わない」と思ったら、自分の価値観に合う場所を探しましょう。
今の場所に留まる必要はありません。
自分の気持ちを第一に考えて行動しましょう!
良い仕事先と出会えるかもしれません。
私は、主人の異動がきっかけで退職しました。
今は違う保育園で働いていますが、園によって保育の仕方が異なるため、学びが深められていますよ。
転職することは決して悪いことではありません。
あなたが「良い」と思う方向に進んでいくのが1番ですよ。
今の職場が「働きにくい」と感じているなら、働く環境を変えるだけでとても楽になることがあります。
それに、あなたを大切にしてくれる園、あなたに来てほしい園は、他にきっとたくさんありますよ。
確かに、転職は勇気がいるかもしれません。
実際に入ってみるまで人間関係などわからない部分も多いのは事実です。
でも、今動かなければ、いずれ歳を取ってから選択を迫られます。
それに、「辞めたい」「働きにくい」と思いながら仕事をする時間って本当にもったいないです。
人生は長いようで短く、やりたいことができる時間なんて限られています。
そんな貴重な時間を、辛い仕事に取られるなんて、はっきり言って時間の無駄。
どうせ辞めるなら、少しでも若いうちに早く辞める方が良いです。
1歳でも若い方が転職に有利なので希望する進路に進みやすいし、何よりあなたの大切な人生の時間を無駄にせずに済みます。
時間を無駄にしないために、今すぐ動き出そう!
少しでも転職を考えるなら、保育士専門の転職サービスを利用しましょう。
私も転職の際に利用しましたが、無料で多くの情報を手に入れられるので自分の希望する職場を見つけるのに役立ちました♪
おかげでスムーズに転職が決まりましたよ。
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まとめ
小規模保育園のメリット・デメリット、働きにくいと感じる理由についてお伝えしました。
私自身、小規模保育園で働いてみて【アットホームな雰囲気で子どもとじっくり関わることが出来ること】はとても魅力的でした。
ですが、人間関係が良好ではなかったため、その点では「働きにくい」と感じました。
保育園の形態も様々です。
また保育園だけでなく、幼稚園や支援施設など子ども関係の仕事はたくさんあります。
あなたに合う場所が見つかると良いですね。
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